
今までの教育で重視されてきた点数化された自身の位置づけが、そのまま自分自身の価値であるかのような錯覚に囚われているように感じました。
これからの社会を楽しく生きるには、非認知能力と呼ばれる「やる気」や「集中力」、「協調性」など、「人生を豊かにする力」が求められます。
自身の良さを素直にとらえ、その力を存分に発揮するには、幼い子どもたちにアプローチする必要があると考えました。何かを「習得する」というより、ありのままの自分で、好きなことを一生懸命に追及するという経験が重要です。幼いころに、夢中になれるものと出会い、それを通して、失敗しても自分で考え「できた!」という小さな成功体験を重ねていくーそしてその「できた!」の感動は、次のステップへのチャレンジにつながります。
ロボットを作ることができた!実験が成功した!という経験以上に、なぜ?どうして?の感度を上げ、「どう工夫したか」、「どう考えて行動したか」、このプラスアルファに大きな魅力があります。自発的な知的好奇心は、やがてジャンルの垣根を越え相乗効果を生み出すものと確信しています。世の中の溢れかえった情報に振り回される「他人の人生」を歩むのではなく、「自分の人生を生き抜く力」を身に着けていただきたく、本教室を開室いたしました。ロボット教室、科学教室を通して、地域の子どもたちの成長に保護者のみなさまとともに携わることができれば幸いです。
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