
成約 | |
500 | 円 |
30分10000円
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「最近、なんとなくモヤモヤしてる。志望校って、本当にこれでいいのかな……」
高3の秋、私は進路について悩んでいた。志望校はある。でも、それが本当に「自分に合っている」か、よく分からなくなっていた。まわりの友達はどんどん受験に向けて突き進んでいるように見える中で、自分だけが足踏みしているような気がしていた。
そんなとき、担任の先生から「一度キャリアコンサルタントの先生に相談してみたら?」と声をかけられた。キャリアコンサルタントという言葉は聞いたことがあったけれど、なんとなく「社会人向けの人だよね?」という印象で、高校生の自分には関係ないと思っていた。でも、このまま悩み続けるくらいなら、話を聞いてもらおうと思った。
――面談の日。
カウンセリングルームに入ると、やわらかい雰囲気の女性の先生が笑顔で出迎えてくれた。
「こんにちは。今日はどんなことを話したいと思っていますか?」
最初は少し緊張していたけれど、その声のトーンと優しいまなざしに、少しずつ心がほぐれていった。
「実は、志望校は決めているんですけど、本当にそれでいいのか分からなくなってて……。将来のことも、なんとなくしか見えてないんです」
そう話すと、先生はうなずきながら、私の言葉を一つひとつ丁寧に受け止めてくれた。
「なるほどね。実はそういう気持ち、すごく大事なんですよ。“なんとなく違うかも”って感じられるってことは、自分の中に“こうありたい”っていう思いが少しずつ芽生えてきている証拠です」
思わず「そんなふうに考えたことなかった」と言葉が漏れた。
面談では、これまでの学校生活、好きなこと、苦手なこと、部活やボランティアの経験、将来に対する漠然とした理想……そういったことを、自由に話した。すると先生は、私の話の中から共通する「キーワード」を拾っていってくれた。
「○○さんの話を聞いていると、“人と関わること”とか“誰かの役に立ちたい”っていう気持ちがすごく伝わってくる。例えば医療系や教育系、福祉系の分野って、すごく向いていると思うなあ」
「たしかに、将来誰かの力になれる仕事がしたいっていうのは、ずっと心の中にあります」
いつのまにか、私は自分の考えを素直に言葉にできていた。しかも、先生は「正解」を押しつけるのではなく、私の中にある言葉や想いを、少しずつ引き出してくれるのだった。
「進路って、“何になるか”も大事だけど、“どんなふうに生きたいか”を考えることも大切なんです。例えば“安心感を与えられる人になりたい”とか、“チームで動くのが好き”とか。そういう視点から進学先を選ぶと、自分らしい道につながりやすいですよ」
目からウロコだった。
私はずっと「将来の職業」ばかりにとらわれていた。でも、“自分がどんなふうに生きていたいか”を出発点に考えるという視点は、初めてだった。
さらに、先生は私にいくつかの大学や学部の資料も紹介してくれた。その中には、私が今まで知らなかった大学もあった。
「こういう分野を扱っている大学、見たことありますか?海外研修や地域連携のプログラムもあるんですよ」
「えっ、こんな大学があるんだ……」
初めて知る情報にワクワクした。どこか“迷っている自分”に罪悪感があったけれど、それは決して悪いことじゃなくて、「本当の自分」を探している途中なのだと気づいた。
面談の最後に、先生はこう言ってくれた。
「大丈夫、あなたはちゃんと自分で考えられているし、自分の言葉を持っている。焦らず、いろんな可能性を見ていいんですよ」
私は自然と「来てよかったな」と思った。
それから数日後、私は志望校リストにいくつかの大学を加えた。自分の心に正直になって、新たに見つけた「自分がワクワクする場所」。ただ偏差値や世間体だけでなく、「自分がどう生きたいか」に素直になれたことが、何よりの収穫だった。
キャリアコンサルタントとの面談は、ただの「進路相談」ではなかった。自分とじっくり向き合う、あたたかくて、前向きな時間だった。将来がまだハッキリと決まっていなくても、“迷っている自分”ごと受け止めてもらえたことで、少しずつ前に進めるようになった。
「進路に迷ったら、誰かに話してみる」
その一歩が、きっとあなたにも新しい道を照らしてくれるはず。
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